横浜みなみ通信 /【避難所】双道鉄道

横浜市南部地区(港南・磯子・金沢・戸塚・栄)を中心とした 地域の歴史・情報を発信していくブログです。 2019年12月、Yahoo!ブログから移転しました!

2016年02月

SLをもとめて

栃木県 もおかの旅  第3回 SL車内にて

〽汽笛一声下館を 早我が汽車は離れたりー(違う
SLは大きな音を立て、下館駅を出発しました。

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SLが蒸気をあげ出発する (下館駅にて)

出発してしばらくすると、車内放送が。
音楽は客車車内放送でおなじみの「ハイケンスのセレナーデ」
車内で聞いたのははじめてであり、少しテンションが上がります。
(まあ、元国鉄50系客車なので、ついていないわけがないのですが…)

暫くすると、車掌さんが改札に来ました。
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車内改札後、乗車記念証がもらえます。(切符は一部修正済み)

列車は加速し、途中数駅停車しながら真岡へと進んでいきます。
真岡停車中、車内を見ているとこんなものが見つかりました。

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変哲もない扇風機

よく見かける首振り式の扇風機です。
しかし、この横にある1台はー
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カバー(?)が外れてくっきりと「JNR」の文字が

国鉄の車両だったんだなーと感じさせてくれる1コマでした。
(なお手洗いは和式であり、手洗い水は凍結防止のため使用停止でした)

さて、真岡を出たところから風景も変わっていきます。
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真岡まではこの様に「撮り鉄」の方々も沿線に多かったのですがー

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余りいなくなっていました。-というか、この田んぼ畑に転換するのかな?

益子を出発するのは11時半頃ということで、お弁当の時間でもあります。
車内では駅弁(?)の販売もありました。

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真岡鉄道 ふるさとSL弁当 (税込1,000円)

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中はこの様な感じに。手間がかかっていますね。

食べながら列車は進みます。
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列車に緑茶は似合う…
ボトルよりも急須タイプの方が合うかもしれませんが…

そんな事をしているうちに、車両は茂木駅に到着しました。

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降車前にパチリ。 イチゴがかわいらしい車内でした。


こうしてSLは終点に到着しました。
乗客を降ろすと、SLは後退し側線に入っていきました。

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この後、車両は転車台で方向転換を行い、給水を受けていました。

時間の関係上、この後の普通列車ですぐに折り返します。
そのため、茂木観光はあまりできませんでしたので少し残念でした。

<続く>

どうも、管理人です。
真岡鉄道編、お楽しみいただいているでしょうか?
こんかいは、その真岡鉄道の各駅停車についてです。

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真岡駅の車庫にて (2016.2.11 真岡駅)

真岡鉄道は、国鉄再建の一環として1988年に国鉄真岡線が転換された路線です。
この路線にはモオカ63形という気動車が開業時に投入されていました、レールバスであったことも有平成14年から現行車種であるモオカ14形に置き換わりました。

今回はそんな車両をとっていきます。

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14-7 下館駅にて

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14-9 真岡駅にて 

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14-2 真岡駅にて
(この車両は、富士重工で製造された最後の鉄道車両なんだとか)

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14-4 茂木駅にて

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14-4 真岡駅にて

おまけ

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キハ20-247 車内を見ていると倉庫として使っているようです。
東急車両で製造された車両ですが、これは保存車なんですかね。

以上、真岡鉄道からでした。

SLをもとめて

栃木県 もおかの旅  第2回 下館にて

下館駅にやってきました。
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駅名標…JRのものだと、帰宅してから気づきました

乗ってきた列車がまだいますが、既にSLは測線で待機していました。
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桜が咲くと一層きれいなのだろうと思う1コマ

乗ってきた気動車はしばらくしたのち、茂木の方へ走っていきました。
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お先に行く旅客列車

列車を見送ると、ポイントが動きSLも動き出します。
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指示を出す係員さん

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入れ替えてきたSLを撮る人たち。みんなSLは大好きですよね

さて、入れ替えてきたわけですが発車までしばらく時間があります。
車内で、車両の前で、ホームで各々好きに時間を過ごしています。
(私も友人ほっぽりぱなしで写真を撮っていました。ゴメンネ)

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このプレートがいいですよね。車両も元レッドトレインの50系列。
期待が高まります。

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今回乗るSLの側面には、この様なプレートが

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それにしても、煤煙がすごい。
SLしかなかった時代は相当煙たかったんだと思わされる瞬間でした。

そうこうしているうちに、SLの発車時刻になりました。
友人と合流し、SLで真岡鉄道の終点ー茂木を目指します。

続く

どうも、管理人です。
前回が長くなったので、分割して続いています。

世界観 [3]「双道鉄道」の車両選択

前回まで、に以下の様な条件が決まっています。
・規模は中小私鉄程度とする
・単線の鉄道とする
・車両は3両程までとする
・車種は基本的に国鉄やJRのものを用いる
今回はその中からどんな車両選択をするのか考えていきます。

4)電化・非電化の有無
さて、車両は20mクラスとしたものの、電化・非電化の有無がありました。
日本の中小私鉄と呼ばれる会社はどのくらいあるのでしょうか。
その傾向と、種類を見ていきたいと思います。

まず、電化・非電化の有無です。今回の条件は、中小私鉄です。
そこで、JR各社(7社)大手私鉄(16社)準大手私鉄(5社)や貨物専業会社は除外して考えます。

また、国鉄再建に合わせ誕生した第三セクター(35社)や経営難から私鉄から分離した第三セクター(6社)並行在来線会社(7社)や公営鉄道ついては、構想時に頭の中になかったので(当初から想定外にしていたらしいです)除外して考えます。

<非電化の地方私鉄>(※三セク除く)
・津軽鉄道 ・関東鉄道 ・小湊鐡道 

<電化の地方私鉄>(※三セク除く)
・弘南鉄道 ・福島交通 ・上信電鉄 ・上毛電気鉄道 ・秩父鉄道 ・流鉄
・銚子電気鉄道 ・箱根登山鉄道 ・伊豆箱根鉄道 ・江ノ島電鉄
・富士急行 ・アルピコ交通 ・長野電鉄 ・上田電鉄 ・富山地方鉄道
・北陸鉄道 ・福井鉄道 ・静岡鉄道 ・大井川鐡道 ・遠州鉄道
・豊橋鉄道 ・三岐鉄道 ・近江鉄道 ・京福電気鉄道 ・叡山電鉄
・水間鉄道 ・阪堺電気軌道 ・能勢電鉄 ・神戸電鉄 ・紀州鉄道
・一畑電車 ・岡山電気軌道 ・広島電鉄 ・高松琴平電気鉄道 ・岳南電車
・伊予鉄道 ・土佐電気鉄道(※当時) ・筑豊鉄道 ・長崎電気軌道


こう見ていると、電化している地方私鉄が多い印象を受けます。
しかし、日本の現状はと言えばこの他に50社近い鉄道会社が存在し、国鉄から転換した三セクのほとんどは非電化であるという実態があります。
(体力のない非電化路線を有する会社が撤退していたという可能性もありますが)

この結果を参考に、原則電化路線で計画する事にしました。

5)車輛の決定
さて、車両の決定をすることとなりました。
とはいえ、車両は現実も模型も同じく高価です。

そこで、当時保有していた車両を軸に車両の書い足しを考えました。
当時保有していた車両は、関東鉄道のキハ2両(803/804)とSL(D51)に旧客車。
これでは気動車路線です。しかもすべて20世紀に引退した過去の車両です。

ですので、電化車両を買い足すことにしました。

管理人は武蔵国出身。
身近にある3両程度の路線は、いくつか心当たりがありました。

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鶴見線

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多摩川線

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池上線

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秩父鉄道

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南部支線

ここら辺が2~3両編成が走っている路線です。(東武・西武・流鉄無いけど…)
このイメージを基に、作って行くことにしました。

幸か不幸か、当時の管理人は鶴見線に興味を持っていた時期。
そこに、南武支線と鶴見線の鉄道コレクションの発売日が重なりました。

sod**tetsud* 
そんな縁も有り、購入した車輛

事実、当時は京葉線に所属していた205系が富士急に譲渡された時期。
過去には、秩父鉄道に101系が譲渡されておりました。(当時は引退時期でした)
調べると、戦後に63系や各種気動車が地方私鉄に払下げ・譲渡されていました。

JRから私鉄への譲渡実績は存在したのです。
そこで、103系や205系の譲渡を受け走っている私鉄ーということにしました。

6)気動車の行方
しかし、関鉄の気動車やD51も活用をしたい。
そう考えた結果、気動車の走る支線を作ってしまおう、との考えに到達しました。

D51は元々、貨物用の機関車。
気動車は電車化するまでもない輸送力ではコストが安いメリットがあります。
「元々は成り立ちが異なる2社が統合した結果、誕生した支線」のストーリーを持たせることで、支線として違和感がないようなシナリオを付けました。

過去には、近江鉄道や名古屋鉄道で気動車を導入していますし、小田急電鉄や遠州鉄道でも国鉄への乗り入れに合わせ気動車を導入したケースも存在します。

ただ、電化設備を持ちながら気動車を運行する意味も薄いんですよね…
ということで、会社が2分していた時期がある事として置くことにしましょう。

…などと考えて、支線の建設が決まったのでした。

今後は各論に入っていきます
<そのうち続く>

SLをもとめて

栃木県 もおかの旅  第1回 初めての真岡

どうも、管理人です。
前回の告知通り、栃木県にある真岡市にやってきました。
この地域は、SLを活用した地域振興策を模索している地域でもあります。

名物「SL」をモチーフにした駅舎 (16.2.11 真岡駅)

この建物からもわかる様に、いかにSLに力を入れているかがわかるというものです。
とはいえ、この変わった駅舎。実は1つだけではなかったのです。
それがこちら

あれ?もう1台のSLがいるぞ (16.2.15 真岡駅前)

こちらの建物は「キュウロク館」という施設でした。
建物の中には貴重な車両がいっぱい置かれていました。

元は台場に係留されていた羊蹄丸にいたスハフ44-25。

北海道で勤め上げ、静岡で余生を送ったうえで搬入されたD51-146

こちらも北海道で活躍したのち、2013年に井頭公園から搬出された4 9671

SLを扱う会社だからでしょうか。しっかりと整備がされていました。
時間が許せば、この9600形が動く姿も見る事が出来たのでしょうが、今回は時間の関係上見ることは叶いませんでした。

保存車の解体問題は以前、横浜市電の例で取り上げたことがありました。
解体されるものもある一方、先例の様にその地域で保存され愛されるのも大事なことですが、こうやって整備され動くようになるというのはうれしいものですね。

さて、SLに全区間乗る為、下館へと向かいます。
<次回は、真岡から下館へ>
16年2月22日へ進む。

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